相続税の課税割合、1割目前
【2024年07月10日】
亡くなられた親や配偶者から、お金や土地などの財産を受け継ぐ時、受け取った財産には相続税がかかります。相続税は財産を相続した場合に必ずかかるわけではありません。相続した財産の額から、借金や葬式費用を差し引くなどした後の額が、基礎控除額を上回るときに相続税がかかります。
実際に相続税がかかった方の割合は、亡くなられた方の1割程度です。2013年度の税制改正による相続税の基礎控除額引き下げを受けて、相続税課税割合は4.4%台から2015年には8.0%台に上昇しました。現在も増加傾向にあり、2022年で9.6%です。
相続税を納めた相続人数も同様に増加傾向です。2018年·2019年は25万人でしたが、2021年29万人、2022年32万人と増加しています。相続税が関係する人は今後も増えるものと思われます。
参考:国税庁「令和4年分相続税の申告実績の概要」
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2023/sozoku_shinkoku/pdf/sozoku_shinkoku.pdf